日本に数多いるミステリ作家のなかで最強と呼ぶべき作家は誰か。この記事ではそれをランキング形式で20位まで紹介いたします。2000年以降における国内のミステリ業界において、高い評価を獲得してきた作家がずらりと並ぶランキングになっています。各作家の作品についても紹介していますので、おもしろいミステリをお探しの方はぜひ読書の参考にしていただけますと幸いです。
ランキングのルール説明
ランキングは筆者個人の見解ではなく、ミステリ業界で毎年恒例となっている4大ミステリランキングをもとに作成しました。具体的には下記の4つです。
・「週刊文春ミステリーベスト10」2000年版以降
・「このミステリーがすごい!」2001年版以降
・「本格ミステリ・ベスト10」2001年版以降
・「ミステリが読みたい!」2008年版以降 ※ランキング創設以降
なるべく近年のミステリ業界の状況を反映したいため、1990年代以前のランキングは集計対象外としました。なお、「週刊文春ミステリーベスト10」は2000年版以降、「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」は2001年版以降とズレがありますが、これは表記上のズレであり、対応している年度は同じです。
点数の集計ルールは以下のとおりです。
・各ランキングの1位の作品には10点、2位の作品には9点、3位の作品には8点……10位の作品には1点を付与する。
・各ランキングにおける獲得点数を作家別に集計し、合計点数の多い作家を上位とする。
「本格ミステリ・ベスト10」が集計対象となっているため、ミステリのなかでも本格ミステリを書く作家が若干有利なランキングになっている点はご注意ください(一応「本格ミステリ・ベスト10」を集計対象外にした場合のランキングも記載しています)。
それでは1~20位まで紹介していきます。
1位:米澤穂信 328点
見事第1位に輝いたのは、328点を獲得した米澤穂信です。2位以下を大きく引き離す得点数で、まさに圧倒的な強さを見せつけました。
最初にトップ10入りを果たしたのは、「このミステリーがすごい!」2006年版の8位にランクインした『犬はどこだ』。2010年代以降はそれまでの青春ミステリの書き手というイメージから徐々に作風を広げていき、トップ10入りの作品を連発。直木賞受賞作でもある『黒牢城』で4大ランキング完全制覇を成し遂げたほか、『満願』『可燃物』でもあと一歩で満点となる39点を叩きだすなど、他の追随を許さない評価を獲得しています。
得点の対象となった作品は18作で、作品数でも堂々の第1位。質と量のどちらにおいても、現代日本最強のミステリ作家といって間違いないでしょう。
米澤穂信の上位5作
・『黒牢城』40点
・『満願』39点
・『可燃物』39点
・『折れた竜骨』38点
・『王とサーカス』38点
2位:東野圭吾 187点
第2位は、187点を獲得した東野圭吾です。1位こそ譲りましたが、当世随一の人気作家がその強さを見せてくれる結果となりました。
「ガリレオ」シリーズ初の長編で、代表作中の代表作『容疑者Xの献身』が当時の3大ミステリランキングを完全制覇(「ミステリが読みたい!」は創設前)。そのほかの「ガリレオ」シリーズ作品もコンスタントにランクインした一方、「加賀恭一郎」シリーズの『新参者』『あなたが誰かを殺した』がそれぞれ32点、31点を獲得しています。1985年にデビューしたベテランが、2000年以降の作品だけでこれだけの評価を得ているのは驚異のひと言です。
得点の対象になったのは全17作で、「週刊文春ミステリーベスト10」ではその17作すべてがトップ10入り。投票者の違いなのか、各種ランキングの傾向を考えるうえでも興味深い結果でした。
東野圭吾の上位5作
・『新参者』32点
・『あなたが誰かを殺した』31点
・『容疑者Xの献身』30点(※当時としては満点)
・『沈黙のパレード』18点
・『聖女の救済』13点
3位:有栖川有栖 156点
第3位は、156点を獲得した有栖川有栖です。ロジカルな謎解きを得意とする本格ミステリの書き手が僅差ながらトップ3に滑りこみました。
「学生アリス」シリーズと「作家アリス」シリーズを中心に、主に「本格ミステリ・ベスト10」で多くの作品がトップ10入りを果たし、ポイントを集めました。なかでも『女王国の城』と『狩人の悪夢』はそのほかのランキングでも評価を得て、それぞれ28点を獲得しています。ホラー系の著作などもありますが、長きにわたって本格ミステリをコンスタントに書きつづけ、近作まで高い評価を獲得しているのはさすがです。
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは8位と順位を下げますが、それでもトップ10はキープしています。
有栖川有栖の上位5作
・『女王国の城』28点
・『狩人の悪夢』28点
・『捜査線上の夕映え』20点
・『鍵の掛かった男』18点
・『乱鴉の島』16点
4位:伊坂幸太郎 149点
第4位は、149点を獲得した伊坂幸太郎です。上位3人と比較すると本格ミステリのイメージは薄く、実際「本格ミステリ・ベスト10」では3点しか獲得していないなか上位にランクインとなりました。
本屋大賞受賞作『ゴールデンスランバー』が29点と最高得点を記録。そのほか『ホワイトラビット』や『アヒルと鴨のコインロッカー』などが高得点を叩きだしています。なお、阿部和重との共作『キャプテン・サンダーボルト』も集計の対象としています(得点は5点)。
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは、有栖川有栖を抜いて第3位に浮上。東野圭吾には1点差まで迫る結果となりました。
伊坂幸太郎の上位5作
・『ゴールデンスランバー』29点
・『ホワイトラビット』23点
・『アヒルと鴨のコインロッカー』16点
・『死神の浮力』16点
・『重力ピエロ』15点
5位:三津田信三 144点
第5位は、144点を獲得した三津田信三です。得点の対象となった作品は7作のみですが、1作あたりの得点が高く、トップ5に食いこむ強さを見せました。
該当の7作はすべて、『厭魅の如き憑くもの』から始まる「刀城言耶」シリーズの作品です。戦前から戦後の昭和を舞台に、民族学的要素をとりいれながらミステリとホラーを融合させたシリーズですが、集計対象外となったのは短編集3作と、第2長編『凶鳥の如き忌むもの』のみ。逆にいえば、長編は7作中6作で得点を記録しています。シリーズものにかぎっていえば、今世紀の国産ミステリでもっとも高く評価されているといってもいいかもしれません。
三津田信三の上位5作
・『首無の如き祟るもの』29点
・『山魔の如き嗤うもの』26点
・『幽女の如き怨むもの』25点
・『碆霊の如き祀るもの』25点
・『水魑の如き沈むもの』18点
6位:横山秀夫 138点
第6位は、138点を獲得した横山秀夫です。「本格ミステリ・ベスト10」での得点はなく(10位以下にランクインしている作品は複数あり)、事実上3つのランキングしか対象とならないなか、高得点を連発して見事上位入賞となりました。
世界的にも高く評価された『64』が29点、得意とする警察小説から離れ新境地を開いた『ノースライト』が28点を記録するなど、「本格ミステリ・ベスト10」を除外すれば満点級になる作品が得点に大きく貢献。とくに「週刊文春ミステリーベスト10」では1位を4度獲得しており、これは米澤穂信と並ぶ記録です。
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは、有栖川有栖・三津田信三を抜いて第3位です。
横山秀夫の上位5作
7位:麻耶雄嵩 136点
第7位は、136点を獲得した麻耶雄嵩です。本格ミステリの問題作を数多く発表し、コアな支持を獲得しつづけてきた作家が堂々の上位ランクインとなりました。
「神様」シリーズの2作目となる連作短編集『さよなら神様』で36点という最高得点を記録。そのほか、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した『隻眼の少女』や、「銘探偵メルカトル鮎」シリーズの短編集『メルカトルかく語りき』などが高い点数を獲得しています。
総得点の半分以上が「本格ミステリ・ベスト10」におけるもので、同ランキングにかぎっていえば、総合3位の有栖川有栖とほぼ同等の点数を叩きだしています。
麻耶雄嵩の上位5作
・『さよなら神様』36点
・『隻眼の少女』28点
・『メルカトルかく語りき』25点
・『神様ゲーム』12点
・『貴族探偵対女探偵』10点
8位:白井智之 119点
第8位は、119点を獲得した白井智之です。「鬼畜系」と称されるグロテスクな作風で異彩を放つ鬼才が上位に食いこんできました。デビューが2014年ということで、これまでの上位陣と比較すると非常に短い期間でポイントを稼いでいます。
初期の作品は「本格ミステリ・ベスト10」での評価に偏りがちでしたが、2022年発表の『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』以降、全ランキングで存在感を発揮。『エレファントヘッド』『ぼくは化け物きみは怪物』でも一気に点数を伸ばして上位入賞となりました。
内容の衝撃度の高さから、今後ますますミステリ界の話題をさらっていくことが予想される期待の作家です。
白井智之の上位5作
・『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』35点
・『エレファントヘッド』28点
・『ぼくは化け物きみは怪物』25点
・『名探偵のはらわた』11点
・『おやすみ人面瘡』9点
9位:阿津川辰海 118点
第9位は、118点を獲得した阿津川辰海です。8位の白井智之とはわずか1点差。デビューが2017年ということを考えると、白井智之を上回るハイペースで得点を重ねています。
いわゆる“館”ミステリに挑んだ「館四重奏」シリーズをはじめ、計10作を「本格ミステリ・ベスト10」を中心に送りこみ、ポイントを集めました。なかでも短編集『透明人間は密室に潜む』は全ランキングで上位に入り、36点を獲得しています。年齢やキャリアを考えると、本格ミステリの旗手として今後さらに代表作が更新されていくことが期待されます。
阿津川辰海の上位5作
・『透明人間は密室に潜む』36点
・『蒼海館の殺人』25点
・『紅蓮館の殺人』19点
・『名探偵は嘘をつかない』8点
・『録音された誘拐』8点
10位:宮部みゆき 115点
第10位は、115点を獲得した宮部みゆきです。数々のベストセラー作品を世に送りだしてきた人気作家がここでランクイン。20位までも含めても唯一の女性作家です。
近年は時代小説の執筆が多い宮部みゆきですが、各種ミステリランキングでトップ10入りを果たしているのは現代物が中心です。代表作『模倣犯』で22点を獲得したほか、その『模倣犯』に登場する前畑滋子が主人公の『楽園』、学校内裁判を描く法廷ミステリ『ソロモンの偽証』などが高得点を集めました。
本格ミステリの書き手ではないため、「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは第5位まで浮上します。
宮部みゆきの上位5作
・『模倣犯』22点
・『楽園』22点
・『ソロモンの偽証』18点
・『名もなき毒』15点
・『希望荘』9点
11位:法月綸太郞 113点
第11位は、113点を獲得した法月綸太郞です。いわゆる「新本格派」のひとりとして1980年代末にデビューした作家ですが、各種ミステリランキングではむしろ2000年代に入ってからのほうが存在感を発揮し、トップ10入りは逃したものの僅差でこの順位となりました。
SF界でも高く評価された中編集『ノックス・マシン』が35点を獲得。そのほか、『生首に聞いてみろ』があと一歩で満点の29点(「ミステリが読みたい!」創設前)、『キングを探せ』が28点と、この3つで全体の8割以上の得点を占めています。
法月綸太郞の上位3作
・『ノックス・マシン』35点
・『生首に聞いてみろ』29点
・『キングを探せ』28点
12位:今村昌弘 106点
第12位は、106点を獲得した今村昌弘です。デビューは阿津川辰海と同じく2017年。キャリアでいえば、20位までに入った作家のなかでもっとも短いです。
得点の対象になった作品はわずかに5作。そのうち「剣崎比留子」シリーズの長編3作でほとんどすべての得点を叩きだしています。とくにデビュー作『屍人荘の殺人』は満点未遂の39点を獲得。デビュー作でここまで評価された例はなかなかありません。
けして多作ではないものの、今後もさらなる活躍が期待される作家です。
今村昌弘の上位3作
・『屍人荘の殺人』39点
・『魔眼の匣の殺人』33点
・『兇人邸の殺人』29点
13位:芦辺拓 93点
第13位は、93点を獲得した芦辺拓です。デビューは1990年ですが、法月綸太郞と似た傾向で、各種ミステリランキングでは2000年代に入ってから多数の作品をトップ10入りさせています。
得点の対象となった作品は12作と、上位の作家と比較してもかなり多めです。20点、30点と大きく稼ぐ作品はないものの、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した『大鞠家殺人事件』、「森江春策」シリーズの長編『異次元の館の殺人』などでポイントを集めました。
ここまでの上位の作家と比べると、失礼ながら人気や知名度では劣るかもしれませんが、コンスタントに作品を発表し、しっかりと評価されてきた作家です。一般読者にももっと読まれていいと思います。
芦辺拓の上位3作
・『大鞠家殺人事件』16点
・『異次元の館の殺人』14点
・『綺想宮殺人事件』13点
14位:綾辻行人 89点
第14位は、89点を獲得した綾辻行人です。「新本格ムーブメント」の嚆矢となった人気作家がここでランクインを果たしました。
もともとそれほど多作ではないこともあり、得点の対象となった作品はわずかに4作。デビューから書きつづけている代表作「館」シリーズの『暗黒館の殺人』『奇面館の殺人』と、2010年代以降の新たな代表作「Another」シリーズの『Another』『Another 2001』のみでこれだけの点数を獲得しました。さすがというべき結果でしょう。
綾辻行人の上位3作
・『Another』33点
・『暗黒館の殺人』21点
・『Another 2001』18点
15位:月村了衛 84点
第15位は、84点を獲得した月村了衛です。警察小説をメインに執筆する作家が、事実上「本格ミステリ・ベスト10」が対象外となるなか上位入賞となりました。
代表作「機龍警察」シリーズの諸作が得点の大部分を占め、とくに近作の『機龍警察 狼眼殺手』『機龍警察 白骨街道』が高得点を叩きだしています。評判のよいシリーズものでも、初期の作品のほうが新鮮さもあいまって高く評価されるケースがよくありますが、「機龍警察」シリーズはそれにあてはまらないようです。
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは、一気に第7位まで浮上。現代日本の警察小説の書き手として、もっとも代表的なひとりといっていいでしょう。
月村了衛の上位3作
・『機龍警察 狼眼殺手』25点
・『機龍警察 白骨街道』20点
・『機龍警察 暗黒市場』17点
16位:貴志祐介 82点
第16位は、82点を獲得した貴志祐介です。ホラーやSFなど幅広くエンタテインメント小説を手がける人気作家が、ミステリを中心にしたランキングでも上位に食いこみました。
衝撃的なサイコ・ホラーとして話題をさらった『悪の教典』が、最高得点となる29点を獲得。そのほか「防犯探偵・榎本」シリーズが高く評価され、『硝子のハンマー』『鍵のかかった部屋』『ミステリークロック』がそれぞれ2桁得点を記録しています。
貴志祐介の上位3作
・『悪の教典』29点
・『ミステリークロック』22点
・『硝子のハンマー』11点(同率3位)
・『鍵のかかった部屋』11点(同率3位)
17位:道尾秀介 74点
第17位は、74点を獲得した道尾秀介です。2000年代後半の作品を中心に得点を重ね、トップ20入りとなりました。
青春の終わりを描いた長編『ラットマン』が23点で最高得点。日本推理作家協会賞を受賞した『カラスの親指』、本格ミステリ大賞を受賞した『シャドウ』も高得点を記録しました。ベストセラーとなった代表作『向日葵の咲かない夏』が2点(「本格ミステリ・ベスト10」で9位)に留まったのは、少し意外だったかもしれません。
道尾秀介の上位3作
・『ラットマン』23点
・『カラスの親指』14点
・『シャドウ』13点
18位:青崎有吾 69点
第18位は、69点を獲得した青崎有吾です。2012年にデビューし、「平成のエラリー・クイーン」と称される本格ミステリ作家がトップ20入りを達成しました。
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞、山本周五郎賞をトリプル受賞した『地雷グリコ』が4つのランキングを完全制覇し、40満点を記録。2024年のミステリ界最大の話題作だった同作品が圧倒的な存在感を見せる結果となりました。そのほか「裏染天馬」シリーズでもいくつかポイントを集めています。
青崎有吾の上位3作
・『地雷グリコ』40点
・『水族館の殺人』9点
・『図書館の殺人』9点
19位:辻真先 68点
第19位は、68点を獲得した辻真先です。1932年生まれ、長老クラスの大ベテランが驚異のランクインです。
2020年発表の『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』が3つのランキングで1位となり、37点を獲得。当時88歳で、史上最高齢のミステリランキング3冠制覇と大きな話題を呼びました。そのほか、牧薩次名義で発表した『完全恋愛』も高得点を記録。別名義ですが、まとめて集計対象としました。
辻真先の上位3作
・『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』37点
・『完全恋愛』21点
・『義経号、北溟を疾る』5点
20位:大沢在昌 65点
第20位は、65点を獲得した大沢在昌です。ハードボイルドのベテラン人気作家がトップ20に滑りこむ形となりました。
ポイントを多く集めたのは代表作の「新宿鮫」シリーズで、『狼花 新宿鮫IX』『絆回廊 新宿鮫X』が高得点を記録。2点に留まったものの、2019年刊行の『暗約領域 新宿鮫XI』もポイントを獲得しており、息の長いシリーズであることを証明しています。
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングでは第12位まで浮上します。
大沢在昌の上位3作
・『絆回廊 新宿鮫X』19点
・『狼花 新宿鮫IX』16点
・『砂の狩人』12点
「本格ミステリ・ベスト10」を除いたランキングベスト20
先述のとおり、「本格ミステリ・ベスト10」を集計対象とした結果、上記のランキングは本格ミステリ作家に若干有利に働いています。そこで、「本格ミステリ・ベスト10」の得点を除外した場合のランキングを以下に記載いたします。元のランキングの20位圏外から、奥田英朗(『罪の轍』など)、柳広司(『ジョーカー・ゲーム』など)、奥泉光(『雪の階』など)、深緑野分(『戦場のコックたち』など)がランクインしています。
順位 | 作家名 | 得点(差分) | 元の順位(差分) |
---|---|---|---|
1位 | 米澤穂信 | 286点(-92) | 1位(±0) |
2位 | 東野圭吾 | 147点(-40) | 2位(±0) |
3位 | 伊坂幸太郎 | 146点(-3) | 4位(+1) |
4位 | 横山秀夫 | 138点(±0) | 6位(+2) |
5位 | 宮部みゆき | 113点(-2) | 10位(+5) |
6位 | 三津田信三 | 90点(-54) | 5位(-1) |
7位 | 月村了衛 | 84点(±0) | 15位(+8) |
8位 | 有栖川有栖 | 82点(-74) | 3位(-6) |
9位 | 今村昌弘 | 79点(-27) | 12位(+3) |
10位 | 法月綸太郞 | 71点(-42) | 11位(+1) |
11位 | 麻耶雄嵩 | 66点(-70) | 7位(-4) |
12位 | 大沢在昌 | 65点(±0) | 20位(+8) |
13位 | 白井智之 | 64点(-55) | 8位(-5) |
13位 | 綾辻行人 | 64点(-25) | 14位(+1) |
15位 | 貴志祐介 | 62点(-20) | 16位(+1) |
16位 | 阿津川辰海 | 56点(-62) | 9位(-7) |
17位 | 道尾秀介 | 54点(-20) | 17位(±0) |
18位 | 奥田英朗 | 52点(±0) | 23位(+5) |
19位 | 辻真先 | 49点(-19) | 19位(±0) |
20位 | 柳広司 | 47点(-4) | 24位(+4) |
20位 | 奥泉光 | 47点(±0) | 27位(+7) |
20位 | 深緑野分 | 47点(±0) | 27位(+7) |
まとめ
以上、現代日本最強のミステリ作家ランキングベスト20でした。2000年代以降、高く評価されてきたミステリ作家とその作品がざっと把握できるランキングになっていると思います。とりあえず何かおもしろいミステリを読みたいという方は、この記事で紹介された作品から選べばきっと好みの作品に出会えると思います。ぜひ参考にしてみてください。