【米津玄師と文学】フェアで米津玄師がおすすめした本、全36作の一覧

著名人の選書・出版社のフェア

2024年10月から11月にかけて、人気アーティスト・米津玄師が影響を受けた文学作品を集めて販売するフェア「米津玄師と文学」が紀伊國屋書店横浜店にて開催されました。読書家として知られる米津玄師が、自身の表現の血肉としてきた作品を垣間見ることができる格好のフェアで、品切れが出るなど非常に大きな反響を呼びました。

この記事では、本フェアに選出された作品をジャンル別に分けて一覧できるようにいたしました。ジャンルは、「小説「詩集・歌集・句集」「エッセイ・評論」「絵本・漫画」の4つに分けてあります。順番は著者名の五十音順で、日本人作家と海外作家では、日本人作家から先に並べています。

  1. 小説(15作)
    1. 『外科室・天守物語』泉鏡花
    2. 『山椒魚』井伏鱒二
    3. 『みどりいせき』大田ステファニー歓人
    4. 『君のクイズ』小川哲
    5. 『文学部唯野教授』筒井康隆
    6. 『永遠も半ばを過ぎて』中島らも
    7. 『三四郎』夏目漱石
    8. 『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治
    9. 『歌うクジラ』村上龍
    10. 『アンソロジー 死神』東雅夫編
    11. 『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
    12. 『日々の泡』ボリス・ヴィアン
    13. 『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル
    14. 『ブレーメンの音楽師 ―グリム童話集III―』グリム兄弟
    15. 『デューン 砂の惑星』フランク・ハーバード
  2. 詩集・歌集・句集(9作)
    1. 『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木
    2. 『茨木のり子詩集』茨木のり子
    3. 『厄除け詩集』井伏鱒二
    4. 『智恵子抄』高村光太郎
    5. 『二十億光年の孤独』谷川俊太郎
    6. 『山頭火句集』種田山頭火
    7. 『中原中也詩集』中原中也
    8. 『新編 宮沢賢治詩集』宮沢賢治
    9. 『マザー・グース〈1〉』
  3. エッセイ・評論(7作)
    1. 『詩のこころを読む』茨木のり子
    2. 『死について考える』遠藤周作
    3. 『ヴァルター・ベンヤミン ―闇を歩く批評』柿木伸之
    4. 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみ
    5. 『我が愛する詩人の伝記』室生犀星
    6. 『人間の土地』サン=テグジュペリ
    7. 『海からの贈物』アン・モロー・リンドバーグ
  4. 絵本・漫画(5作)
    1. 『海獣の子供』五十嵐大介
    2. 『風の谷のナウシカ』宮崎駿
    3. 『クレーの天使』パウル・クレー
    4. 『うろんな客』エドワード・ゴーリー
    5. 『エドワード・ゴーリーの世界』濱中利信編
  5. まとめ

小説(15作)

『外科室・天守物語』泉鏡花

私はね、心に一つ秘密がある──。伯爵夫人手術時に起きた“事件”を描く『外科室』。眷族を伴として姫路城天守閣に棲む妖姫が、若き武士と出逢う『天守物語』。二つの代表作に加えて、故郷金沢を情感ゆたかに描く怪異譚『霰ふる』。三島由紀夫が絶賛した絶筆『縷紅新草(るこうしんそう)』。そして『化鳥』『高桟敷』『二三羽――十二三羽』『絵本の春』を収める。アンソロジスト東雅夫が選び抜いた、鏡花文学の精髄八篇。
(新潮社HPより引用)

『山椒魚』井伏鱒二

老成と若さの不思議な混淆、これを貫くのは豊かな詩精神。飄々として明るく踉々として暗い。本書は初期の短編より代表作を収める短編集である。岩屋の中に棲んでいるうちに体が大きくなり、外へ出られなくなった山椒魚の狼狽、かなしみのさまをユーモラスに描く処女作「山椒魚」、大空への旅の誘いを抒情的に描いた「屋根の上のサワン」ほか、「朽助のいる谷間」など12編。
(新潮社HPより引用)

『みどりいせき』大田ステファニー歓人

このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、高2の僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた──。圧倒的中毒性!超ド級のデビュー作!ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く第47回すばる文学賞受賞作。
(集英社文芸ステーションより引用)

『君のクイズ』小川哲

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり──。読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される! 「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
(朝日新聞出版HPより引用)

『文学部唯野教授』筒井康隆

これは究極のパロディか、抱腹絶倒のメタフィクションか!大学に内緒で小説を発表している唯野先生は、グロテスクな日常を乗り切りながら、講義では印象批評からポスト構造主義まで壮観な文学理論を展開して行くのであったが…。「大学」と「文学」という2つの制度=権力と渡り合った、爆笑と驚愕のスーパー話題騒然小説。
(Amazonより引用)

『永遠も半ばを過ぎて』中島らも

「えっ。ユーレイが小説を書いたの!?」巨大タニシの母貝1個1億円の商談をしくじった三流詐欺師の俺にも、運がめぐってきたようだ。謎の原稿を出版社に持ち込んだところ、文壇の大事件に発展し…。うふふ。ここは腕の見せどころ。輪舞するコメディ。あふれ出る言霊。待ってましたの痛快らもワールド。
(「BOOK」データベースより引用)

『三四郎』夏目漱石

熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。
(新潮社HPより引用)

『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治

貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく哀しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの絢爛にして切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な醍醐味をあますところなく披露する。
(新潮社HPより引用)

『歌うクジラ』村上龍

現代社会の壮絶な行方を目撃せよ。二〇二二年、ハワイの海底を泳ぐザトウクジラから、人類は遂に不老不死遺伝子を発見する。だがその百年後、人間は徹底的に階層化され、政府の管理下に置かれていた。流刑地に住む十五歳の少年アキラは、人類の秘密を握るデータを託され、悪夢のような社会を創造した人物に出会うため、壮絶な旅に出る。
(講談社HPより引用)

『アンソロジー 死神』東雅夫編

全人類にとって永遠の謎である死。冥界へと導く、ミステリアスな存在である死神は、落語や漫画、文学の世界でもさまざまに暗躍してきた。円朝の創作落語の元になったとされるグリム童話「死神の名づけ親」。アラルコン「背の高い女」、小山内薫「色の褪めた女」。織田作之助の未完の名作から、水木しげる「死神のささやき」、つのだじろう「死神の涙」まで。──時代やジャンルを超えた傑作が集結。待望の文庫オリジナル。
(KADOKAWAHPより引用)

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。
(早川書房HPより引用)

『日々の泡』ボリス・ヴィアン

愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち──純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。
(新潮社HPより引用)

『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル

ある昼下がりのこと、チョッキを着た白ウサギを追いかけて大きな穴にとびこむとそこには……。アリスがたどる奇妙で不思議な冒険の物語は、作者キャロルが幼い三姉妹と出かけたピクニックで、次女のアリス・リデルにせがまれて即興的に作ったお話でした。1865年にイギリスで刊行されてから、世界中で読まれた傑作ファンタジーを、金子國義のカラー挿画でお届けするオリジナル版。
(新潮社HPより引用)

『ブレーメンの音楽師 ―グリム童話集III―』グリム兄弟

ドイツ民族の中を流れる最も民族的なものに愛着を感じ、そこに民族の魂の発露を見たグリム兄弟がとらえたメルヘンの世界。本書には表題作のほか、『水の妖精』『悪魔とその祖母』『名親としての死神』『幸福のハンス』『三人の糸紡ぎ女』『狼と七匹の子やぎ』『赤ずきん』『いばら姫』『狐と鵞鳥』など38編を収録。人の心を美しく気高くするグリム童話の真髄を伝える小品集である。
(新潮社HPより引用)

『デューン 砂の惑星』フランク・ハーバード

アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが……ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳で!
(早川書房HPより引用)

詩集・歌集・句集(9作)

『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木

啄木の処女歌集であり「我を愛する歌」で始まる『一握の砂』は、甘い抒情にのった自己哀惜の歌を多く含み、第二歌集の『悲しき玩具』は、切迫した生活感情を、虚無的な暗さを伴って吐露したものを多く含む。貧困と孤独にあえぎながらも、文学への情熱を失わず、歌壇に新風を吹きこんだ啄木の代表作を、彼の最もよき理解者であり、同郷の友でもある金田一氏の編集によって収める。
(新潮社HPより引用)

『茨木のり子詩集』茨木のり子

青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の、くやしさと、それゆえの、未来への夢。スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる、主張のある詩、論理の詩。ときには初々しく震え、またときには凛として顔を上げる。素直な表現で、人を励まし奮い立たせてくれる、「現代詩の長女」茨木のり子のエッセンス。
(岩波書店HPより引用)

『厄除け詩集』井伏鱒二

そこはかとなきおかしみに幽愁を秘めた「なだれ」「つくだ煮の小魚」「歳末閑居」「寒夜母を思ふ」等の初期詩篇。“ハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケガ人生ダ”の名訳で知られる「勧酒」、「復愁」「静夜思」「田舎春望」等闊達自在、有情に充ちた漢詩訳。深遠な詩魂溢れる「黒い蝶」「蟻地獄(コンコンの唄)」等、魅了してやまぬ井伏鱒二の詩精神。4部構成の『厄除け詩集』。
(講談社HPより引用)

『智恵子抄』高村光太郎

明治の末年、グロキシニアの鉢植をもってアトリエを訪れた智恵子嬢を〝人類の泉〟と讃えた恋愛時代から、〝東京に空が無い〟と語り合った幸福な結婚生活を経て、夫人の発病、そして昭和十三年十月の永別。しかも死後なお募る思いを〝智恵子の裸形を残して、わたくしは天然の素中に帰ろう〟と歌い、昭和三十一年四月の雪の夜に逝った詩人の、全生涯を貫く稀有な愛の詩集である。
(Amazonより引用)

『二十億光年の孤独』谷川俊太郎

ひとりの少年が1対1で宇宙と向き合い生まれた、言葉のひとつぶひとつぶ。青春の孤独と未来を見つめ、今なお愛され続ける詩人の原点を英訳付の二カ国語版で初文庫化。著者18歳の時の自筆ノートを(一部)特別収録。
(集英社HPより引用)

『山頭火句集』種田山頭火

家を捨て、妻子とも別れ、俗世の一切から放たれて、「行乞流転の旅」の日々を、一行の俳句に託すしかなかった山頭火。うしろすがたのしぐれる放浪の俳人の全容を伝える一巻選集!自選句集「草木塔」を中心に、作者の境涯を象徴する随筆も精選収録する。
(筑摩書房HPより引用)

『中原中也詩集』中原中也

愛する者よ、無垢なる日々よ──。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。
(新潮社HPより引用)

『新編 宮沢賢治詩集』宮沢賢治

宮沢賢治の詩は、その圧倒的に豊富なイメージと斬新な語彙で、人々に新鮮な驚異を与えてきた。三十七年を多彩に生き急いだ彼は、常に自己の内奥に修羅を見据える。その熱いモノロオグは、山野を跋渉し森羅万象と交響して生起した心象のスケッチから生命を得、たゆまぬ推敲・改作をへて眼前の形に昇華されたのだ。賢治の詩の世界のエッセンスとして慎重に抽出された132篇を収録。
(新潮社HPより引用)

『マザー・グース〈1〉』

おもしろくってくそまじめ、ナンセンスまた奇怪千万、ユーモア、ペーソス、どたばたにやり……。あらゆるおかしさがひしめきあうへんてこりんな世界。いまや全地球的財産になった「マザー・グース」の軽妙絶妙の訳に、たのしい挿絵がついた。この巻にはハンプティ・ダンプティ等が登場して全96篇。全4巻。
(講談社HPより引用)

エッセイ・評論(7作)

『詩のこころを読む』茨木のり子

いい詩とは、ひとの心を解き放つ力をそなえているばかりか、生きとし生けるものへのいとおしみの感情をも誘いだしてくれます。詩人である著者が、その心を豊かにしてきた詩の宝箱の中から忘れがたい詩の数々を選びだし、情熱をこめて語ります。ことばの花々にふれてみなさんは、きっと詩の魅力にとらえられるでしょう。
(岩波書店HPより引用)

『死について考える』遠藤周作

「本当に苦しいでしょうね」「やがて私たちもそうなるんですから」生き残る者のこの言葉はまもなく地上を去っていく者に理解と人間的連帯とを示し、ある程度の慰めを与える。だが、それは死ん でいく者の苦しみの半分を慰めてあげても、あとの半分を鎮めはしない。その50パーセントをも鎮めるためには……。 著者が遺そうとした心優しいメッセージ。
(光文社 書籍情報サイトより引用)

『ヴァルター・ベンヤミン ―闇を歩く批評』柿木伸之

戦争とファシズムの時代に生きた思想家ヴァルター・ベンヤミン(1892―1940)。蹉跌の生涯のなかで彼が繰り広げた批評は、言語、芸術、歴史を根底から捉え直しながら、時代の闇のただなかに、何者にも支配されない生の余地を切り開こうとした。瓦礫を掻き分け、捨て去られたものを拾い続けた彼の思考を今読み解く。
(岩波書店HPより引用)

『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみ

一歳と四歳の娘を連れ、周囲に無謀だと言われながら始めたフランスでの母子生活。パリで暮らし六年、次第に近づいてくる死の影から逃れるように決意した、突然の帰国。夫との断絶の中でフェスと仕事に混迷する、帰国後の東京での毎日。ずっと泣きそうだった。辛かった。寂しかった。幸せだった──。二つの対照的な都市を舞台に、生きることに手を伸ばし続けた日々を綴る、著者初のエッセイ集。
(集英社HPより引用)

『我が愛する詩人の伝記』室生犀星

「各詩人の人がらから潜って往って、詩を解くより外に私に方針はなかった。私はそのようにして書き、これに間違いないことを知った」。藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった十一名の詩人の生身の姿と、その言葉に託した詩魂を優しく照射し、いまなお深く胸を打つ、毎日出版文化賞受賞の名作。
(講談社HPより引用)

『人間の土地』サン=テグジュペリ

“我慢しろ……ぼくらが駆けつけてやる!……ぼくらのほうから駆けつけてやる!ぼくらこそは救援隊だ!”サハラ砂漠の真っ只中に不時着遭難し、渇きと疲労に打克って、三日後奇蹟的な生還を遂げたサン=テグジュペリの勇気の源泉とは……。職業飛行家としての劇的な体験をふまえながら、人間本然の姿を星々や地球のあいだに探し、現代人に生活と行動の指針を与える世紀の名著。
(新潮社HPより引用)

『海からの贈物』アン・モロー・リンドバーグ

女はいつも自分をこぼしている。そして、子供、男、また社会を養うために与え続けるのが女の役目であるならば、女はどうすれば満たされるのだろうか。い心地よさそうに掌に納まり、美しい螺旋を描く、この小さなつめた貝が答えてくれる――。有名飛行家の妻として、そして自らも女性飛行家の草分けとして活躍した著者が、離島に滞在し、女の幸せについて考える。現代女性必読の書。
(新潮社HPより引用)

絵本・漫画(5作)

『海獣の子供』五十嵐大介

部活での居場所をなくしてしまった少女・琉花が、夜の海で出会った不思議な少年・海──。港町と水族館を舞台に繰り広げられる、五感をふるわす少年少女海洋冒険譚!!
(小学館HPより引用)

『風の谷のナウシカ』宮崎駿

「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。 月刊アニメージュに掲載された、映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。 映画のもとになったストーリーは、このコミックスのおよそ2巻目まで。原作では、映画では語られなかったナウシカの活躍を知ることができます。宮崎駿が描く独特の世界が広がる、何度読んでも感動する超大作!
(徳間書店HPより引用)

『クレーの天使』パウル・クレー

45点の絵と18編の詩が奏でる二重奏。響きあう絵とことばの贈りもの。目覚めておいで、心にひそむ天使たち。前作『クレーの絵本』に続く待望の書き下ろし。
(講談社HPより引用)

『うろんな客』エドワード・ゴーリー

カギ鼻あたまのヘンな生き物がやってきたのは、ヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に、突然入り込んできて、そして、それから──。ゴーリー独自の文章が稀代の翻訳家によって短歌に!
(河出書房新社HPより引用)

『エドワード・ゴーリーの世界』濱中利信編

唯一無二の作家の魅力とユニークな作品を紹介した日本オリジナル編集のガイド。世界的コレクター濱中氏のコレクションを増補改訂した最新決定版! カラーページも増量、図版多数掲載。
(河出書房新社HPより引用)

まとめ

以上、「米津玄師と文学」フェアに選出された全36作の一覧でした。絶大な人気を誇るアーティストのおすすめする本を読んでみたいという方の参考になれば幸いです。